第70回 美術史学会全国大会

平成29年5月19日(金)〜21日(日)
関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス


プログラム

5月19日(金)
受付:12:00〜/於 中央講堂

研究発表
〈分科会 I〉 関学会館  
13:00−13:40 バルテュス《猫と鏡 III》(1989~94年)にみる写真利用 松野敬文 関西学院大学 要旨
13:40−14:20 藤田嗣治『黙示録』三連作について 片野道子 天一美術館 要旨
14:20−15:00 フリ−ダ・カ−ロと同時代美術 −《ふたりのフリ−ダ》の解釈を中心に− 杉前真琴 神戸大学 要旨
15:00−15:10 [休憩]  
15:10−15:50 舟越保武《長崎二十六殉教者記念碑》についての一考察 −その歴史的背景と造形的典拠を中心に− 野城今日子 成城大学 要旨
15:50−16:30 石井鶴三、≪うたう女≫と制作期 −空で作る造形法と作品主題の検証− 福江良純 北海道教育大学 要旨

〈分科会 II〉
  

中央講堂  
13:00−13:40 海北友松の袋人物 −狩野山楽・内膳との比較を中心に− 小松百華 慶應義塾大学 要旨
13:40−14:20 曾我蕭白筆「虎溪三笑図」の表現と主題に関する一考察 印田由貴子 板橋区立美術館 要旨
14:20−15:00 18世紀前半の京都における空間表現 −始興・宗川・尚郁を中心に− 有賀茜 石川県立美術館 要旨
15:00−15:10 [休憩]    
15:10−15:50 池大雅による遍照光院《山亭雅会図襖》について カラヴァエヴァ・ユリヤ 関西大学 要旨
15:50−16:30 明治時代の「元禄模様」の特質 −江戸時代の小袖模様との比較から− 樋口温子 関西学院大学 要旨



5月20日(土)
〈午前の部〉 受付:9:30−12:30/於 B号館1階
●研究発表 B号館
〈分科会 I〉 101号室    
10:00−10:40 メンデルスゾ−ンとアングルによるカメラルシダ利用と描画の特質 小田茂一 愛知淑徳大学 要旨
10:40−11:20 グスタフ・クリムト《フリ−デリケ・マリア・ベ−アの肖像》における中国の人物群像 −図像の着想源と主題に関する考察− 尾﨑登志子 大阪大学 要旨
11:20−11:30 [休憩]
11:30−12:10 フランス第二帝政期における裸婦像の受容 −エドゥア−ル・マネ《オランピア》の同時代評価をめぐって− 井口俊 東京大学 要旨
12:10−12:50 13世紀のサン=ドニ修道院付属聖堂改築 −トランセプトにおける「天上のエルサレム」の参照− 徳永祐樹 慶應義塾大学 要旨

〈分科会 II〉 

201号室
   
10:00−10:40 江戸時代前期の色絵磁器「古九谷」の意匠について −「色絵丸文散らし波形皿」(出光美術館)を中心に− 川合加容子 学習院大学 要旨
10:40−11:20 重要文化財 林原美術館所蔵《綾杉地獅子牡丹蒔絵婚礼調度》の研究 −図様分析を中心に− 菊地泰子 大阪市立美術館 要旨
11:20−11:30 [休憩]    
11:30−12:10 北京中央美術学院収蔵の矢崎千代二の新出作品をめぐる考察 −基準作の呈示と様式変遷の検討− 横田香世 京都府文化芸術振興課 要旨
12:10−12:50 西洋からみた土田麥僊 −スウェ−デン画家ニルス・ダルデルの作品を通して− 上田文 関西学院大学 要旨

◯昼休み 12:50−13:40
   
〈午後の部〉 受付:12:45−17:00/於 中央講堂    
●総会 13:40−14:40 

●『美術史』論文賞表彰式 14:40−15:00

[休憩] 15:00−15:15

●招待講演 15:15−17:30
  装潢技術と文化財修理の近代化
      岡 興造 氏 (株式会社 岡墨光堂 会長 )
  要旨
 
●懇親会 18:00〜20:00 会場:関西学院会館 受付:17:30−



5月21日(日) 受付:9:30−/於 B号館1階 
●研究発表 〈午前の部〉  B号館
〈分科会 I〉 101号室    
10:00−10:40 フィリッポ・リッピのスポレ−ト大聖堂壁画に関する一考察 −《受胎告知》を中心に− 渡辺有美 慶應義塾大学 要旨
10:40-11:20 ダヴィデおよびベネデット・ギルランダイオの画歴と「セントルイスの画家」の同定 伊藤拓真 神戸女学院大学 要旨
11:20-12:00 サンドロ・ボッティチェッリ《神秘の降誕》 −天使と人間の抱擁のモティ−フについて− 平井彩可 東京藝術大学 要旨

〈分科会 II〉

201号室
   
10:00-10:40 面打ち矢野啓通と能面写し制作システムの実態 −松坂屋コレクションの朝倉尉面を手掛かりに− 大谷優紀 早稲田大学 要旨
10:40-11:20 金襴及び糸錦の成立に関する試論 −附馬贈衛国王墓出土の金糸入り錦を手掛かりに− 福本有寿子 関西学院大学 要旨
11:20-12:00 北宋山水画史における《十詠図巻》の意義について 倪晋秀 同志社大学 要旨

◯昼休み 12:50−13:40

 〈午後の部〉  B号館
〈分科会 I〉 101号室    
13:00−13:40 古代ギリシアのグリフィンの起源 −図像学的変遷の再検討− 小石絵美 武蔵野美術大学 要旨
13:40−14:20 カパドキア「大鳩小屋の聖堂」の壁画プログラム再考 浅野和生 愛知教育大学 要旨
14:20−15:00 ロ−マ七大聖堂への霊的巡礼とイメ−ジの役割 −再発見された逸名画家による《キリスト磔刑》の意味内容と機能− 杉山美耶子 ヘント大学・慶應義塾大学 要旨

〈分科会 II〉

201号室
   
13:00−13:40 「春日権現験記絵」と蓮華王院「六道絵」 田中水萌 神戸大学 要旨
13:40−14:20 御物本『扇面散屏風』主題の再検討 −保元・平治物語図としての解釈− 下山來夏 五島美術館 要旨
14:20−15:00 近世歌仙色紙絵に見る「古典」の受容とその再構築 −土佐光起筆「二三四帖」と酒井抱一筆「三十六歌仙図色紙貼交四季草花図屏風」− 関彩与子 学習院大学 要旨

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